ヘルメットを軽量化するメリット。それは慣性が少ないということ。

ハイスピードでガレ場やウォッシュボードを通過する時、ヘルメットが重ければ、それだけ頭が触れて視界が乱れ、姿勢も崩れやすくなります。
単純に軽いという事ではなく、ライディングを安定させるための軽量化。そのメリットは、今お使いのヘルメットに100gの重りをつけて走る事を想像すれば、容易に理解できるでしょう。

「0.1秒を縮めたい。」「レースで勝ちたい」本気でそう考えるなら、ヘルメットの軽量化は同じ金額をかけてバイクの改造を行うより格段に効果的です。

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KALIがプロデュースするハイエンドモデル【AVATAR】。
『Composit Fushion』と名づけられたインナー素材とファイバー製のアウターのおかげで驚異的な軽さを実現しました。

コンポジットフュージョンとは何ぞや？という話ですね。
まずは、十分な衝撃吸収能力と強度を持った素材で、ハリネズミの様なトゲトゲの形状の帽体を作って、その周囲を軽量にして衝撃吸収性に優れた素材で隙間なくみっちりと埋めるという技法。
技術として説明すると実現する難しさが伝わりにくいのですが、安全基準を満たしつつ、可能な限りの軽量化を実現する為には「サンプルを作っては壊し…」という地道な作業も必要になるので、とにかく手間暇とコストが掛かってます。
これだけやっても現実的な価格でプロデュース出来てるのは、フランス企画/台湾madeという事で価格も抑え目、コストパフォーマンスは非常に高いと言えますね。


ベンチレーションの穴には目の細かいスチール製のメッシュが貼られていたり、同色のバイザーが付属したり。頬の部分のパッドは厚みの異なる2サイズが付属したりと、この【AVATAR】にはハイエンドモデルらしい配慮が多数見られます。

インナーは当然取り外し可能。
汗だくになったり泥まみれになった後は取り外して清掃する事で、長期間快適に使って頂けます。

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KALIはフランスのブランド。当然ヨーロッパの安全基準をクリアした製品をプロデュースしています。
世界選手権をはじめとするUCIの公式レースにおいても、多くのライダーさんに愛用されています。